Q2『自殺は何故いけないのか』

<質問> 46才・主婦
 中学生の子どもを持つ親です。今の子はかんたんに自分で命をたつことを選んでしまうのですが、自殺が何故いけないのか、親としてどう教えたらよいか指導してください。

<回答> 岩井 清牧師
 まず親自身が、自分の子どもは、自分の思いどおりになる所有物なのだというまちがった考えを捨てる必要があります。子どもは、生けるまことの神、天地のつくり主なる神が私たちに授け、ゆだねてくださった尊い賜物なのです。
 同様に、子どもも、自分の命が自分自身の所有物だなどと考えるのをやめ、神からの賜物、神にゆだねられている尊い贈り物であることを悟るよう、親は真理を教えていかなければならないと思います。
 他人にゆだねられている尊い命を奪うのが恐ろしい殺人であり、そのことによりその人を害するばかりでなく、言い知れぬ怒りと悲しみをその人の家族や友人たちに与えてしまうのです。
 同じように、自分の命をたつことは、神から自分にゆだねられている尊い賜物を奪う殺人であり、自分自身を害するばかりか、拭い消すことのできないやるせなさと悲しみとを家族や友人に与えてしまう罪となるのです。神は、「殺してはならない」と命ぜられました。
 自殺の原因としては、いじめや苦痛(心身の病苦、生活苦、喪失の悲しみ)などがあげられますが、子どもたちが健康の時から、あるいは悲しみや苦しみに襲われ始める前から、神を仰いでそれらを耐え、忍び抜いた人たちの姿を教えておく必要があります。
 たとえば、イエス・キリストは、「ののしられても、ののしり返さず、苦しめられてもおどすことをせず、正しくさばかれる方にお任せになりました。」「そして自分から十字架の上で、私たちの罪をその身に負われました。それは、私たちが罪を離れ、義のために生きるためです。」(第一ペテロ2・23、24)
 そのほか聖書には、兄弟に売りとばされて耐えたヨセフや、財産と子ども全員を一度に失ったが、最後まで忍び抜いて祝福されたヨブのことなどが教えられていますので、子どもの時から聖書に親しむよう指導することが必要です。ある詩人は、「苦しみに会ったことは、私にとってしあわせでした。私はそれであなた(神)のおきてを学びました。」とまでうたっています。
 中学生になると、親よりはむしろ友人たちから学ぶほうが効果的であるように思います。

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