Q17『旧約の神さまは簡単に人を殺す?』

<質問> 平塚在住 20代女性
 旧約の神さまはどうして簡単に人を殺すのですか?

<回答> 岩井 清牧師
 「旧約の神さまは厳しいが、新約の神さまは愛だ」と思い込んでいる方も多いのですが、聖書をよく読んでみると、その考えは正しくないことがわかってきます。天地を造り私たちを救ってくださる唯一の神は、紀元前も紀元後も、永遠から永遠まで変わられないからです。
 こころみに今、旧約聖書の一節を引用してみましょう。
「主、主は、あわれみ深く、情け深い神、怒るのにおそく、恵みとまことに富み、恵みを千代も保ち、咎とそむきと罪を赦す者、罰すべき者は必ず罰して報いる者。父の咎は子に、子の子に、三代に、四代に。」(出エジプト34:7)。

 この御言葉は、そのまま、新約聖書時代にもあてはまるではありませんか。
 神は愛です。義なる方です。赦しに富んでおられます。造り主です。救い主です。世を裁く審判者です。旧約時代も新約時代も永遠にそういう方なのです。
 旧約聖書をひもといてみますと、神は決して「簡単に」人を殺してはおられません。「男どうしで情欲に燃え、男が男と恥ずべきことを行なうように」なって、「主に対しては非常な罪人」であったソドムとゴモラの町が火と硫黄とで焼き尽くされるさばきを受けた時も、その前には何年にも及ぶ「主の忍耐」があったこと、その町にたった十人でも正しい人が見いだされるならばその町全部が赦されるという約束が取り交わされていたことを、私たちは読み取ることができるのです。
 カナンの地の住民がさばきを受けた時も、その前に何世代にも及ぶ主の愛と忍耐をふみにじって、近親相姦、残虐、暴行などの罪を重ねたことが記録されています。それで彼らはその地から「吐き出されて」しまったのです。
 新約時代の私たちも、主の峻厳(しゅんげん)と主の慈愛とを覚え、悔い改めて、福音を信じ、救われましょう。

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