6『けちんぼで頑固なスクルージは愛されていたか』

                      1999年12月24日
                   平塚福音キリスト教会牧師  岩井 清

 今年のクリスマス(12/23〜25夕方、3日間)には、市内の「オリンピック・シティ湘南」の広場で、ディケンズ作「クリスマス・キャロル」のチャリティ公演が行なわれる予定です。
 その劇の中に、けちんぼで頑固(がんこ)なスクルージという老人が出てきます。彼は手がつけられないほどの強欲(ごうよく)じいさんでしたが、クリスマスに、三人の精霊(せいれい)によって、自分の恐ろしい実情と悲惨な未来とをまざまざと見せられ、改心(かいしん)して、愛のあふれるお年寄りに生まれ変わるのです。
 さて、このよくばりじいさんスクルージは、だれかに愛されていたのでしょうか。大部分の人はおじいさんを嫌って(きらって)いましたが、甥(おい)のフレッド一家と、スクルージから冷たく使われていたボブ・クラチット一家は、不思議なことに、おじいさんを愛しており、おじいさんのために家族で心を合わせて祈っていたのです。
 第二の精霊(せいれい)から、そのことを知らされたスクルージは、その他の恐ろしい経験にもまして、感銘(かんめい)を受けたようです。愛される資格(しかく)のないスクルージが愛されていたのです。
 実は、私たち自身も愛される資格がなく、地獄(じごく)に行く資格だけがあるような者ですが、このような者を愛し、天国に救い入れようとして、イエスさまは、クリスマスにこの世に生まれてくださったのです。
 「神は、実に、そのひとり子(イエス・キリスト)をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信ずる者が、ひとりとして滅びる(ほろびる)ことなく、永遠(えいえん)のいのちを持つためである。」(聖書)

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