7『本当の夫婦になるための道のり』      
                         
                            K.N

 この春、丁度結婚三十周年を迎えるに当たり、神様に守られてきた事を一つ一つ覚えて感謝です。
 私は五人兄弟の長女に育ったためか、我がままで自分の思い通りにしたいという心が人一倍強く、結婚してから主人の母との嫁姑の葛藤に長い間苦しみました。なかなか義母に素直になれない私に、主人は家の空気が悪いと人ごとのように私を責め、いつしか心が離れていきました。
 義母とのイライラした気持ちを子供にあたってしまったり、悶々とした日々を送り、とうとう病気になり、三ヶ月の入院を送ることになりました。丈夫だけが取柄の私には大きな試練でした。しかし、夫も義母もいたわるどころかとても冷たく、私は退院後ノイローゼ気味になっていました。
 そんな時、友人にある修養の場に誘われ、自分を変えたい、また、不動の心を持ちたいと、夫の反対をよそに家庭愛和のためと銘打って十二年間続けました。その間も夫婦の絆は強まるどころか、夫は女遊びをし、息子は非行に走り、なぜ、どうしてと苦しむばかりでした。その会に空しさを感じ始めていた頃、統一協会の巧みな誘いがあり、今度こそは本物に出会いたいと行った所、キリスト教の異端である事を友人にさとされ、ようやく平塚福音キリスト教会に辿りついたのでした。
 『あなたがたの会った試練はみな人の知らないようなものではありません。神は真実な方ですから、あなたがたを耐えるようなことのできないような試練に会わせるようなことはなさいません。むしろ、耐えることのできるように、試練とともに、脱出の道も備えてくださいます。』(聖書)
 色々な試練があったればこそ、本当の神様に出会え、闇の世界から救い出されたのだと思います。
 昨年のある日のこと、義母を病院に送った帰りに買物をしていた時、消防車のサイレンが通り過ぎ、今頃どこが火事かしらと思っていたところ、家に帰ってみるとびっくり、何と我が家だったのです。カレーの鍋をかけっ放しで出かけてしまったのでした。においと煙が窓から出ていたのを近所の人が通報、もう大騒ぎになっていました。幸い鍋がこげただけで大事には至りませんでしたが、この事件を通して主人からは「お前も家の事と会社(主人が経営している)の事でちょっと大変になってきたのかも知れない。」と、思いがけないやさしい言葉が返ってきました。ひどく叱られても仕方がないと思っていた私に、会社にパートの人を雇う事にまで話が進み、今までの休むことも出来ない状態から少し解放される事になりました。
 『主は、すべてのわざわいから、あなたを守り、あなたのいのちを守られる。』(聖書) 本当に感謝です。
 交わることのなかった平行線の主人との関係も、いつの間にかお互いに赦し合い、平安の時を与えられるようになりました。嫁姑問題は解決されたわけではありませんが、夫婦の一体感さえあれば必ず神様が良いようにして下さることを信じて祈りつつ、素晴らしい神様の愛を一人でも多くの人に伝えたい気持ちです。(1998/3/22)

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